2026-07-08
FIFA W杯2026 ベスト16、アルゼンチン代表とエジプト代表が対戦した一戦は3-2でアルゼンチン代表が勝利した。
※メッシは前半19分にPKを失敗するも、後半38分に同点ゴールを決めて汚名返上。0-2からの逆転勝利でアルゼンチンがベスト8進出。
FIFA W杯2026 ベスト16、アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムで行われた一戦で、王者アルゼンチンが0-2の絶体絶命から3-2へと大逆転し、辛くもベスト8進出を果たした。前半にリオネル・メッシがPKを失敗し、堅守速攻のエジプトに2点を先行される最悪の展開。しかし後半34分(79分)にクリスティアン・ロメロが1点を返すと、そこからわずか13分間で試合をひっくり返す。同点弾を突き刺したのは、やはりこの男――メッシだった。ボール支配率61%、シュート19本で押し込みながらも決めきれずにいたアルゼンチンを、キャプテンが自らのゴールでどん底から引き上げた。
試合は序盤からアルゼンチンがボールを握ったが、ゴールをこじ開けたのはエジプトだった。前半15分、マラワン・アティアの縦パスに反応したヤセル・イブラヒムがペナルティエリア中央からヘディングで先制。さらにアルゼンチンには痛恨の場面が続く。19分、タグリアフィコが倒されて得たPKをメッシが左足で狙うも、GKショウビルに右下を読み切られてストップ。決定機を量産しながら決めきれないアルゼンチンに対し、エジプトは数少ないチャンスを的確に仕留める。後半22分(67分)にはズィーコが追加点を奪い、モハメド・サラーを起点とした鋭いカウンターで王者を追い詰めた。0-2――アルゼンチンは大会敗退が現実味を帯びる、まさに崖っぷちに立たされた。
反撃の狼煙を上げたのは最終ラインの主将だった。後半34分(79分)、ロメロがセットプレーからヘディングで叩き込み1点差。すると79分から83分――わずか4分後、途中出場のモンティエルのパスを受けたメッシが、ペナルティエリア内から左足を振り抜いてゴール左上へ突き刺し、ついに同点。PK失敗の悔しさを自らの一撃で帳消しにする、まさに救世主の一発だった。勢いに乗るアルゼンチンは止まらない。後半アディショナルタイム(90+2分)、エンソ・フェルナンデスがヘディングで勝ち越し弾を決め、逆転に成功。0-2から3ゴールを畳みかけた王者が、劇的な形でベスト8への切符をもぎ取った。
内容では終始上回りながら、あと一歩で足元をすくわれかけたアルゼンチン。それでも最後に試合を決めるのは、いつだってメッシだ。PK失敗という重圧を背負いながら、勝負所で同点弾を沈めてチームを蘇らせた背番号10の存在感は、38歳を迎えてなお色褪せない。ディフェンディングチャンピオンとしての意地と、個の圧倒的な質――その両輪で、アルゼンチンは薄氷を踏みながらもトーナメントを勝ち進む。準々決勝の相手は、スイスとコロンビアの勝者。今日のように守備から一瞬の隙を突かれれば、王者といえども足元をすくわれかねない。メッシに頼り切りの内容から、いかにチーム全体の完成度を取り戻せるか。連覇に向けた真価が問われる一戦が待っている。
2026W杯ベスト16・アルゼンチン対エジプトの舞台。
フォーメーション: 4-4-2

アルゼンチン代表は4-4-2のフォーメーションを採用。E.マルティネス、タグリアフィコ、L.マルティネスらがスタメンに名を連ねた。
フォーメーション: 4-4-2

エジプト代表は4-4-2のフォーメーションを採用。ショベイル、カリム・ハフェズ、ラビアらがスタメンに名を連ねた。
FIFA W杯2026 ベスト16 、アルゼンチン代表 vs エジプト代表は3-2で決着。アルゼンチン代表は4-4-2のフォーメーションで臨んだ。
※選手のゴール・アシスト数は今シーズンの所属クラブでの成績です。