2026-06-16
FIFA W杯2026 グループJ 第1節 第1節、アルゼンチン代表とアルジェリア代表が対戦した一戦は3-0でアルゼンチン代表が勝利した。
カンザスシティのアローヘッド・スタジアムに沸き起こったのは、世代を超えた「メッシ」コールだった。連覇を狙う前回王者アルゼンチンがグループJ第1節でアルジェリアを3-0で一蹴。その3点すべてを挙げたのは、言わずと知れたこの男、リオネル・メッシだった。38歳のキャプテンがW杯史上自身初となるハットトリックを達成し、W杯通算得点を16に伸ばしてミロスラフ・クローゼが持つ歴代最多記録に並んだ。6大会連続出場という金字塔とともに、レジェンドが大会初戦から完璧な答えを示してみせた。
スコアほど一方的な内容ではなかった、というのがスタッツの読み解きだ。ボール保持率はむしろアルジェリアが51%とわずかに上回り、アルゼンチンは49%。だが決定的に違ったのは精度だった。アルゼンチンが10本のシュートから6本を枠内に飛ばしたのに対し、アルジェリアは7本を放ちながら枠内シュートはわずか0本。ザイーヌ・ジダン(ジネディーヌの息子)が守るゴールを脅かす場面を作れなかった。L.マルティネスとロメロのCBコンビ、その前でエンソとマック・アリスターが要所を締めたスカローニのチームは、ボールを持たせても急所は決して渡さない。まさに王者の効率的な試合運びだった。
試合を動かしたのはやはりメッシの一閃だった。前半17分、デ・パウルの縦パスを受けると、ペナルティーエリア外から鮮やかな左足ミドルでネット左隅を撃ち抜き先制。アルジェリアの堅守をこじ開けた。後半に入るとメッシ劇場はさらに加速する。60分、マック・アリスターのミドルシュートがこぼれたところに詰めて2点目。さらに76分にはゴール前から再び左足を振り抜き、左隅に突き刺してハットトリックを完成させた。3得点すべてが異なる形という、円熟の極みを示す得点パターンだった。
後半33分、メッシが交代でピッチを退く際、満員のスタンドは総立ちとなり「メッシ」コールがスタジアムを包んだ。38歳のレジェンドは両手を叩いて観客に応え、ピッチを後にした。終盤まで運動量を落とさず、若い同僚たちを牽引し続けた姿は、なお現役最高峰の存在であることを雄弁に物語る。同じ日にエムバペがセネガル戦で2得点を挙げて気を吐いたが、メッシはそれを上回るハットで「現役最高」の称号を改めて引き寄せた。連覇を狙うアルゼンチンはグループJで首位発進。エースが万全である限り、ディフェンディングチャンピオンの戦いに死角は見当たらない。
NFLカンザスシティ・チーフスの本拠地で、全米屈指の大歓声で知られる伝統的なスタジアム。2026年W杯ではグループステージやノックアウトラウンドの会場に名を連ねている。
フォーメーション: 4-4-2

アルゼンチン代表は4-4-2のフォーメーションを採用。E.マルティネス、メディナ、L.マルティネスらがスタメンに名を連ねた。
フォーメーション: 4-3-3

アルジェリア代表は4-3-3のフォーメーションを採用。L.ジダン、アイト=ヌーリ、ベンセバイニらがスタメンに名を連ねた。
FIFA W杯2026 グループJ 第1節 第1節、アルゼンチン代表 vs アルジェリア代表は3-0で決着。アルゼンチン代表は4-4-2のフォーメーションで臨んだ。
※選手のゴール・アシスト数は今シーズンの所属クラブでの成績です。