イングランド代表 vs アルゼンチン代表 スタメン・フォーメーション解説|終盤メッシ2アシストで王者が逆転、2大会連続の決勝進出【W杯2026 準決勝】

2026-07-16

1-2
イングランド代表: ゴードン 55'
アルゼンチン代表: エンソ 85' / ラウタロ 92'

FIFA W杯2026 準決勝、イングランド代表とアルゼンチン代表が対戦した一戦は1-2でアルゼンチン代表が勝利した。

※39歳メッシが85分・90+2分に連続アシスト。0-1から土壇場で逆転したアルゼンチンが2大会連続の決勝進出、連覇まであと1勝。

残り5分からメッシが2つ 沈みかけた王者がイングランドを突き放し2大会連続の決勝へ

FIFA W杯2026 準決勝、アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムに68,239人を集めた一戦は、アルゼンチンが2-1でイングランドを逆転し、2大会連続の決勝進出を決めた。後半10分にアンソニー・ゴードンに先制を許し、時計の針が85分を回っても1点を追う展開。それでもこのチームには背番号10がいた。リオネル・メッシが85分にエンソ・フェルナンデスの同点弾を、そしてアディショナルタイムにはラウタロ・マルティネスの決勝ヘッドを、いずれも自らの足から演出。ボール支配率64%、シュート14本で押し込み続けた王者が、残り5分あまりで試合をひっくり返した。

シュートゼロの立ち上がり 削り合いに終始した前半0-0

序盤の45分間は、W杯の準決勝らしい重苦しさに支配された。25分の飲水タイムを迎えるまで両チームともにシュートを打てず、試合を決めたのは中盤の球際。イングランドはエリオット・アンダーソンとデクラン・ライスの2枚で中央を封鎖し、アルゼンチンにメッシとフリアン・アルバレスを結ぶ縦のラインを作らせない。苛立ちは接触の激しさとなって表れ、37分にアンダーソン、42分にリサンドロ・マルティネスがそれぞれラフなファウルで警告を受けた。押し込むアルゼンチン、構えて跳ね返すイングランド――前半のスコアは動かず0-0。だが、パス本数はすでにアルゼンチンがイングランドの倍近くに達しており、消耗戦の分は静かに王者へ傾いていた。

ゴードンの先制弾、しかしイングランドは代償を払った

均衡を破ったのはイングランドだった。後半10分(55分)、右サイドを破ったモーガン・ロジャーズのクロスに、ゴール前へ飛び込んだゴードンが右足で合わせてネット左隅へ。数少ない好機を仕留める、いかにもトーマス・トゥヘルのチームらしい一撃だった。しかしリードを得たイングランドは、そこから守勢に回らざるを得なくなる。追い詰められたスカローニは64分にニコ・ゴンサレス、72分にはモンティエル、デ・パウル、オタメンディと立て続けにカードを切り、81分にはタグリアフィコを下げてラウタロを前線に加える完全な殴り合いのシフト。対するイングランドは82分、負傷したリース・ジェームズをダン・バーンに、ライスをニコ・オライリーに代えざるを得ない。試合終盤、最も走れるはずの選手を失ったのは、リードしている側だった。

85分と90+2分 メッシの左足がすべてを決めた

反撃の狼煙はコーナーキックから上がった。85分、メッシが折り返したボールがペナルティエリアの外へこぼれると、走り込んだエンソが右足を一閃。低い弾道がゴール左隅に吸い込まれ、ついに同点。スタジアムの空気が変わったその5分後、決着は訪れた。後半アディショナルタイム2分、左サイドから上がったメッシのクロスに、途中出場のラウタロがゴール至近距離でヘディング。ネット上部に突き刺さった一撃で、王者が初めてこの試合をリードした。39歳のメッシはこの日、ゴールこそなかったが2アシスト。初戦での大会最年長ハットトリックに始まり、全試合で得点に関与し続けるキャプテンが、最も重い90分でもチームを決勝へ運んだ。

数字は圧倒、それでも85分まで0-1 王者の危うさと個の質

数字は一方的だった。支配率64%対36%、シュート14本(枠内6本)対6本(枠内3本)、パス600本対324本、期待値(xG)1.89対0.60。それでも85分までスコアは0-1であり、この試合が示したのは王者の危うさと、その危うさを最後にねじ伏せる個の質だった。ベスト16のエジプト戦で0-2から3ゴールを奪い返した時と同じく、アルゼンチンはまたも崖から引き返してきた。押し込み続けても仕留めきれず、少ない好機を突かれて先行される――この脆さを抱えたまま頂上まで来たチームを、最後に救うのはいつも背番号10である。イングランドにとっては、また一つ準決勝の夜が悪夢として刻まれた。トゥヘルのチームは狙い通りの一撃で先手を取りながら、逃げ切るための足を終盤に失った。

決勝はスペイン対アルゼンチン 19歳ヤマルと39歳メッシ、20歳差の10番対決

決勝は7月19日(日本時間20日)、ニュージャージーのメットライフ・スタジアム。相手はもう一つの準決勝でフランスを退け、2010年南アフリカ大会以来16年ぶり2度目の決勝に駒を進めたスペインだ。アルゼンチンが狙うのは2大会連続の優勝――達成すれば1934・38年のイタリア、1958・62年のブラジルに続く史上3チーム目の連覇となる。注目は、19歳のラミン・ヤマルと39歳のメッシという20歳差の10番が頂点で向かい合う構図。両国は今年3月にカタール・ルサイルで欧州王者対南米王者の「フィナリッシマ」を戦うはずだったが、中東情勢の悪化で中止となっていた。幻に終わったカードが、最高の舞台で実現する。過去の対戦成績は6勝2分6敗の五分。直近の親善試合(2018年)ではスペインが6-1で圧勝している。

決勝 スペイン vs アルゼンチン のフォーメーション・スタメン →

会場: メルセデス・ベンツ・スタジアム

所在地
アメリカ・ジョージア州アトランタ
収容人数
71,000

2026W杯準決勝・イングランド対アルゼンチンの舞台。観客数68,239人。

イングランド代表

フォーメーション: 4-2-3-1

イングランド代表 フォーメーション(4-2-3-1)・スタメン|イングランド代表 vs アルゼンチン代表

イングランド代表は4-2-3-1のフォーメーションを採用。ピックフォード、スペンス、グエイらがスタメンに名を連ねた。

アルゼンチン代表

フォーメーション: 4-1-2-3

アルゼンチン代表 フォーメーション(4-1-2-3)・スタメン|イングランド代表 vs アルゼンチン代表

アルゼンチン代表は4-1-2-3のフォーメーションを採用。E.マルティネス、タグリアフィコ、L.マルティネスらがスタメンに名を連ねた。

試合まとめ

FIFA W杯2026 準決勝 イングランド代表 vs アルゼンチン代表1-2で決着。イングランド代表4-2-3-1のフォーメーションで臨んだ。

イングランド代表 のフォーメーション →アルゼンチン代表 のフォーメーション →
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※選手のゴール・アシスト数は今シーズンの所属クラブでの成績です。

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