2026-06-06
国際親善試合、スイス代表がオーストラリア代表をホームに迎えた一戦は1-1のドローに終わった。
W杯北中米大会の開幕を目前に控えた両国が、サンディエゴのスナップドラゴン・スタジアムで国際親善試合に臨んだ。FIFAランキング19位のスイスはムラト・ヤキン監督のもと、主将ジャカやアカンジ、ンドイら欧州主力を先発に並べ、4-4-2でスタート。対するトニー・ポポヴィッチ率いるオーストラリアは、本大会メンバーの見極めを兼ねて若手中心の実験的な3-4-2-1で挑んだ。観衆6107人の前で行われた一戦は1-1の引き分けに終わった。
立ち上がりから主導権を握ったのはスイスだった。前半14分、ジャカが自陣深くから敵陣を切り裂く縦パスを供給すると、これに反応したンドイ(ノッティンガム・フォレスト)が浅い角度からGKビーチの脇を抜く落ち着いたフィニッシュ。スイスが理想的な形で先手を取った。オーストラリアは前半のシュートがわずか2本、枠内ゼロと沈黙し、22分の給水タイムを境にようやくボールが落ち着き始める展開。クリスティアン・ボルパトがA代表デビューを果たし、前半終了間際のFKでサウッターに惜しいチャンスを演出した。
ポポヴィッチ監督はハーフタイムに4人を同時投入し、試合の流れを一変させる。後半開始直後の49分にはイランクンダの強烈なシュートがクロスバーを直撃(コベルが指先で触れていた)。勢いに乗るオーストラリアは56分、ついに均衡を破る。途中出場のバージェスが最終ラインから蹴り込んだロングボールにメトカーフが抜け出し、飛び出したGKコベルを見て中央へ折り返すと、これも途中出場のテテ・イェンギ(FC町田ゼルビア)がデビュー戦で無人のゴールへスライディングで押し込んだ。
その後は両者決め手を欠き1-1のまま試合終了。ボール支配率68%、シュート7本(枠内3本)と数字の上ではスイスが上回ったが、若手主体のオーストラリアが後半に見せた粘りは収穫だった。ポポヴィッチ監督は試合内容に満足感を示しつつ、決勝点を奪い切れなかった点に課題も残した。オーストラリアはこの後、6月14日にトルコとの一戦を控える。両国にとってW杯本大会へ向けた最終調整の意味合いが強い、示唆に富む90分となった。
サンディエゴ州立大学のホームスタジアムとして2022年に開場した多目的スタジアム。MLSやサッカーの国際試合も開催される。
フォーメーション: 4-4-2

スイス代表は4-4-2のフォーメーションを採用。コベル、R.ロドリゲス、アカンジらがスタメンに名を連ねた。
フォーメーション: 3-4-2-1

オーストラリア代表は3-4-2-1のフォーメーションを採用。ビーチ、ルーカス・ヘリントン、サウッターらがスタメンに名を連ねた。
国際親善試合 、スイス代表 vs オーストラリア代表は1-1で決着。スイス代表は4-4-2のフォーメーションで臨んだ。
※選手のゴール・アシスト数は今シーズンの所属クラブでの成績です。