2026-08-09
J1リーグ 2026-27 第1節、FC東京がFC町田ゼルビアをホームに迎えた一戦は1-5でFC町田ゼルビアが勝利した。
2026/27明治安田J1リーグ第1節、味の素スタジアムで行われたFC東京対FC町田ゼルビアは、町田が5-1で圧勝した。キックオフ直前には長友佑都(39)の契約更新が発表され、36,336人が詰めかけたスタンドは祝福ムードに包まれた。試合も前半5分にマルセロ・ヒアンが先制と、青赤にとっては理想的な立ち上がりだった。しかし27分にミッチェル・デュークに追いつかれると、38分にDF橋本健人が一発退場。数的不利に陥ったFC東京は前半アディショナルタイムに明本考浩の逆転弾を浴び、後半も相馬勇紀、テテ・イェンギ、岡村大八に立て続けに沈められた。優勝を目標に掲げるチームにとって、1-5という数字はあまりに重い開幕戦となった。
松橋力蔵監督が送り出した布陣は4-4-2。GKキム・スンギュの前に橋本健人、稲村隼翔、アレクサンダー・ショルツ、室屋成が並び、中盤は俵積田晃太、高宇洋、橋本拳人、佐藤恵允。2トップにマルセロ・ヒアンと長倉幹樹を置いた。立ち上がりは狙いどおりだった。前半5分、ヒアンが決めて1-0。ホームの大観衆が沸き、開幕戦の入りとしては申し分なかった。だが27分、町田はデュークが押し込んで同点に。試合を決定的に動かしたのは38分だった。橋本健人がスライディングでパスカットを狙った際に相手のすね付近を蹴ってしまい、一発退場。FC東京は残り50分以上を10人で戦うことを強いられた。
数的優位を得た町田は、前半アディショナルタイム2分に試合をひっくり返す。決めたのは左ウイングバックの明本考浩。こぼれ球に反応して押し込み、移籍後初ゴールを逆転弾という最高の形で記録した。町田は今夏、左サイドの主力だった林幸多郎を浦和レッズへ完全移籍で送り出している。J1通算96試合6得点を積み上げた25歳の穴は小さくなかったが、黒田剛監督がその後継として迎えたのが、ベルギー1部OHルーヴェンから完全移籍で加入した明本だった。栃木SC、浦和を経て2024年にベルギーへ渡り、2年半ぶりのJ復帰。その初陣で先発フル出場を果たし、決勝点となる1点を叩き込んでみせた。3-4-2-1の左を託された28歳は、開幕戦で早くも答えを出した格好だ。
後半、11人対10人の差は数字に表れ続けた。51分、相馬勇紀が直接フリーキックを沈めて3-1。65分にはCFのテテ・イェンギ、80分には3バックの中央を務めた岡村大八までがネットを揺らし、終わってみれば5-1。相馬、イェンギ、岡村はいずれも今季初ゴールだった。ネタ・ラヴィと前寛之のダブルボランチが中盤を締め、谷晃生の守るゴールは1失点のみ。昌子源、中山雄太、岡村の3バックも、10人になったFC東京に決定機を与えなかった。黒田監督のチームは、開幕から完成度の高さを見せつけている。
この日、試合前にFC東京から発表されたのが長友佑都の契約更新だった。今夏の北中米ワールドカップでアジアの選手として初となる5大会連続出場を果たした39歳は現役続行を決断し、クラブとの契約を延長。「FC東京でシャーレを掲げたい」と、タイトルへの思いを口にしている。ベテランを再び戦力として迎え、優勝を本気で狙う体制で臨んだシーズンだからこそ、開幕戦の1-5は重い。退場という不運はあったにせよ、10人になってから崩れ方が止まらなかったのは事実で、38分以降の4失点はチームとして受け止めるべき数字だろう。長い38節の第1節にすぎないとはいえ、優勝を掲げるチームが背負うにはあまりに大きな借りとなった。
FC東京は8月15日、アウェイのノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸と対戦する。開幕戦の大敗をどう切り替えるか、そして橋本健人を欠く最終ラインをどう組み替えるかが問われる一戦になる。一方の町田は同じ8月15日、フクダ電子アリーナで千葉と顔を合わせる。開幕から5ゴールという最高のスタートを切り、明本という新たな左の武器も得た。数的優位に助けられた面はあるものの、林の退団を感じさせない試合内容は、今季の町田にとって大きな収穫だった。
FC東京と東京ヴェルディがホームとして使用する多目的スタジアム。この試合には36,336人が来場した。
フォーメーション: 4-4-2

FC東京は4-4-2のフォーメーションを採用。キム スンギュ、橋本 健人、稲村 隼翔らがスタメンに名を連ねた。
フォーメーション: 3-4-2-1

FC町田ゼルビアは3-4-2-1のフォーメーションを採用。谷 晃生、中山 雄太、岡村 大八らがスタメンに名を連ねた。
J1リーグ 2026-27 第1節、FC東京 vs FC町田ゼルビアは1-5で決着。FC東京は4-4-2のフォーメーションで臨んだ。