【プレミアリーグ】平均身長ランキング 〜26/27シーズン開幕節の先発11人で比較〜

2026-08-26

【プレミアリーグ】平均身長ランキング 〜26/27シーズン開幕節の先発11人で比較〜

プレミアリーグ2026-27シーズンが日本時間8月22日に開幕した。第1節に先発した20クラブの平均身長を集計したところ、リーグ全体の平均は183.93cm。同じ「先発11人」で並べたエールディヴィジの181.96cmを1.97cm、J1の179.05cmを4.88cm上回った。首位は3-4-2-1のリーズ・ユナイテッドで186.45cm、最下位はボーンマスの181.27cm。その差はわずか5.18cmで、実はこの最下位ボーンマスでさえJ1の首位より高い。世界最高峰リーグの高さは「上が突出している」のではなく「下が高い」ことでつくられていた。

2026年8月22日(日本時間)、プレミアリーグの2026-27シーズンが開幕した。ここでは第1節に各クラブが送り出した先発11人の身長を集計し、チームごとの平均を比べてみた。ベンチを含めず先発だけに絞ったのは、キックオフの時点で監督が「この11人で始める」と決めた並びこそ、そのチームがどんな身体的特徴で戦おうとしているのかを最も素直に映すからだ。エールディヴィジ・J1と同じ条件である。

先に全体像を示しておく。20クラブ・219人(身長が非公表の1人を除く)の平均身長は183.93cm。首位のリーズ・ユナイテッドが186.45cm、最下位のボーンマスが181.27cmで、その差は5.18cmだった。同じ「第1節・先発11人」で集計したエールディヴィジは全体平均181.96cmで1位と18位の差が8.55cm、J1は179.05cmで差が6.00cm。つまりプレミアは3リーグで最も高く、かつクラブ間のばらつきが最も小さい。全クラブが高いところで揃っているリーグということになる。

プレミアリーグ 平均身長ランキング(第1節 先発11人)

  1. 1リーズ・ユナイテッド最長身 198cm トラフォード / 最低身 173cm ウィルソン186.45cm
  2. 2チェルシー最長身 198cm サンチェス / 最低身 178cm グスト185.45cm
  3. 3フラム最長身 196cm ベルゲ / 最低身 175cm ボブ185.18cm
  4. 4エバートン最長身 196cm ブランスウェイト・バリー / 最低身 178cm ハックニー・デューズベリー=ホール185.09cm
  5. 5リバプール最長身 196cm ファン・ダイク / 最低身 170cm フリンポン・ングモハ184.73cm
  6. 6ノッティンガム・フォレスト最長身 198cm ジャイール / 最低身 170cm ギブス=ホワイト184.73cm
  7. 7ブライトン最長身 193cm フェルブルッヘンら3人 / 最低身 173cm アヤリ184.64cm
  8. 8アーセナル最長身 193cm ハヴァーツ / 最低身 178cm サカら4人184.64cm
  9. 9マンチェスター・シティ最長身 196cm ドンナルンマ・ハーランド / 最低身 170cm ルイス・フォーデン184.45cm
  10. 10トッテナム最長身 191cm キンスキー / 最低身 178cm ロバートソン184.27cm
  11. 11ブレントフォード最長身 198cm アイエル / 最低身 170cm ルイス=ポッター183.82cm
  12. 12イプスウィッチ・タウン最長身 206cm スヘルペン / 最低身 173cm 前田大然ら3人183.64cm
  13. 13コヴェントリー・シティ最長身 193cm アメンダ・トーマス / 最低身 170cm ダ・シルバ183.55cm
  14. 14ニューカッスル最長身 198cm ホルニーチェク / 最低身 175cm バーンズ・ウィッサ183.45cm
  15. 15アストン・ヴィラ最長身 193cm ビゾ / 最低身 173cm ブエンディア ※10人で集計183.20cm
  16. 16マンチェスター・ユナイテッド最長身 193cm ランメンス・マグワイア / 最低身 173cm ンベウモ183.09cm
  17. 17ハル・シティ最長身 193cm ツォラキス・アジャイ / 最低身 173cm コイル・スレイター182.91cm
  18. 18クリスタル・パレス最長身 193cm マテタ / 最低身 165cm ムニョス182.09cm
  19. 19サンダーランド最長身 193cm ルーフス / 最低身 170cm ル・フェ181.91cm
  20. 20ボーンマス最長身 193cm ペトロヴィッチ / 最低身 173cm クライファート181.27cm

1位・リーズ — 190cm台を5人並べた3-4-2-1、エール首位の数字さえ超えた

先発平均186.45cmで首位に立ったのはリーズ・ユナイテッド。開幕節は敵地でノッティンガム・フォレストを1-0で下している。GKに198cmのトラフォード、3バックにロドン193cm・ムハレモビッチ193cm・ビヨル191cmを並べ、中盤の底にも193cmのスタッハ。190cm以上を5人先発させたのはリバプールと並んで最多で、この186.45cmという数字は、エールディヴィジ首位のフォルトゥナ・シッタート(186.27cm)をも上回る。

2位のチェルシーは形が違う。198cmのGKサンチェスを別にすれば突出した長身はいないが、11人の最低身が178cm(グスト)で、170cm台前半以下が一人もいない。この「下限178cm」を満たしたのはチェルシーのほかエバートン、アーセナル、トッテナムの計4クラブ。エールディヴィジで最も高い床は175cmだったから、プレミアは床が3cm高い。チェルシーは180cm以上に10人を集めた「厚い中央」で、開幕節はフラムとの打ち合いを3-2で制した。

身長分布(第1節 先発11人)

リーズ・ユナイテッド1位 / 先発平均 186.45cm
~169cm
170cm~1
175cm~2
180cm~2
185cm~1
190cm~5
チェルシー2位 / 先発平均 185.45cm
~169cm
170cm~
175cm~1
180cm~5
185cm~3
190cm~2
サンダーランド19位 / 先発平均 181.91cm
~169cm
170cm~2
175cm~1
180cm~4
185cm~2
190cm~2
ボーンマス20位 / 先発平均 181.27cm
~169cm
170cm~1
175cm~4
180cm~3
185cm~2
190cm~1

下位2クラブを見ても、極端に低いわけではないことがわかる。19位のサンダーランドは180cm以上が8人、20位のボーンマスも6人いて、190cm台もそれぞれ2人・1人を先発させている。ボーンマスの181.27cmという数字は、J1で首位だったアビスパ福岡の180.91cmより高く、エールディヴィジに置けば10位AZ(181.64cm)と11位PECズヴォレ(181.09cm)の間=11位相当。プレミアリーグには「小柄なチーム」というものが存在しないのである。

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3リーグ比較 — 差をつくるのはGK・DF・中盤、FWはほぼ同じ

リーグ全体でエールを1.97cm、J1を4.88cm上回ったと書いたが、その差はポジションごとに均等ではない。同じ第1節・先発11人という条件で3リーグを並べると、対J1ではMFが+6.50cmと突出し、GK+4.45cm、DF+4.78cmと後方も大きい。一方でFWは対J1でも+1.94cm、対エールに至っては+0.34cmしか変わらない。プレミアの高さは前線ではなく、GK・DF・中盤でつくられている。

ポジション別の平均身長 プレミア vs エール vs J1(いずれも第1節・先発11人)

ポジションプレミア人数エール人数J1人数
GK192.3020190.0018187.8520
DF185.1187182.5169180.3381
MF181.1865179.1860174.6874
FW181.9847181.6450180.0445
全体183.93219181.96197179.05220

中盤の内訳を見ると、190cm台のMFが6人も先発している。フラムのベルゲ196cm、リーズのスタッハ193cm、エバートンのレール193cm、リバプールのフラーフェンベルフ191cm、フォレストのサンガレ191cm、ハルのクルックス191cm。同じ条件でエールディヴィジは4人、J1はゼロだったから、「中盤に高さを置く」発想の浸透度がそのまま並んだ格好だ。

GKはさらに極端で、20人の平均は192.30cm。190cm以上が13人と3分の2を占め、198cmだけで3人いる(リーズのトラフォード、チェルシーのサンチェス、ニューカッスルのホルニーチェク)。逆に最も低いのはアーセナルのラヤ183cmとエバートンのピックフォード185cmだが、どちらも所属クラブは平均身長の上位にいる。高さの平均を押し下げてでも使いたい足元と反応、ということだろう。

最長身は206cmスヘルペン、170cm未満はリーグでただ1人

個人に目を移すと、第1節の先発で最も高かったのはイプスウィッチ・タウンのGKキェル・スヘルペン、206cm。今回集計した3リーグの先発で唯一の200cm超えである。同じ11人には173cmの前田大然・ヌニェス・エンシソが並んでおり、チーム内の身長差33cmは20クラブで最大の振れ幅だ。なおスヘルペンは昨季までエールディヴィジ(エクセルシオール)でプレーしており、オランダからの「高さの輸入」がそのまま数字に出ている。

最長身(196cm以上の13人・第1節 先発)

選手身長Posクラブ
キェル・スヘルペン206cmGKイプスウィッチ
トラフォード198cmGKリーズ
サンチェス198cmGKチェルシー
ホルニーチェク198cmGKニューカッスル
アイエル198cmDFブレントフォード
ジャイール198cmDFノッティンガム・フォレスト
ドンナルンマ196cmGKマンチェスター・シティ
ファン・ダイク196cmDFリバプール
ブランスウェイト196cmDFエバートン
ミレンコヴィッチ196cmDFノッティンガム・フォレスト
ベルゲ196cmMFフラム
バリー196cmFWエバートン
ハーランド196cmFWマンチェスター・シティ

反対側はどうか。170cm未満で先発したのはクリスタル・パレスの右ウイングバック、ムニョス165cmただ1人。219人中の0.5%である。同じ条件でエールディヴィジは7人(3.5%)、J1は16人(7.3%)だったから、桁がひとつ違う。170cmちょうどには8人が並ぶが、注目はその内訳で、9人のうち4人がDF登録(ムニョス、リバプールのフリンポン、マンCのルイス、コヴェントリーのダ・シルバ)。いずれもサイドバックかウイングバックで、プレミアで小柄さが許されるのは「大外のレーン」だけということになる。

最低身(170cm以下の9人・第1節 先発)

選手身長Posクラブ
ムニョス165cmDFクリスタル・パレス
フリンポン170cmDFリバプール
ングモハ170cmFWリバプール
フォーデン170cmMFマンチェスター・シティ
ルイス170cmDFマンチェスター・シティ
ギブス=ホワイト170cmMFノッティンガム・フォレスト
ルイス=ポッター170cmFWブレントフォード
ダ・シルバ170cmDFコヴェントリー
ル・フェ170cmMFサンダーランド

マンCは196cmコンビと170cmコンビが同居、マンUはビッグ6最下位の16位

クラブ単位で面白いのはマンチェスター・シティだ。196cmのドンナルンマとハーランド、170cmのフォーデンとルイスが同じ11人に入っており、最上段と最下段の両方に2人ずつ置く二極構成になっている。同じ196cmコンビはエバートンにもいて、こちらはブランスウェイトとバリーのDF・FW縦のライン。逆にトッテナムは最長身191cm(キンスキー)から最低身178cm(ロバートソン)まで幅13cmしかなく、20クラブで最も平坦な構成だった。

いわゆるビッグ6で最も高いのは2位のチェルシー、最も低いのは16位のマンチェスター・ユナイテッド。そのマンUは開幕節、リーグ17位の高さのハル・シティが組んだ5-4-1の前に0-2で敗れている。高さの序列がそのまま結果になるわけではないことは、初戦から示された格好だ。システム別では3-4-2-1の4クラブ(リーズ、チェルシー、フォレスト、パレス)が平均184.68cmで最も高く、4-2-3-1の14クラブは183.82cm。ただし3-4-2-1勢の順位は1位・2位・6位と18位に割れており、システムそのものより誰を並べたかのほうが効いているのは、これまで見てきた2リーグと同じである。

日本人では前田大然(173cm)がイプスウィッチで、鎌田大地(180cm)がクリスタル・パレスで開幕節に先発した。前田はチーム最低身タイの一角として2-1の勝利を、鎌田は中盤の一枚として0-2の敗戦をそれぞれ経験している。もっとも、身長は勝敗を決める要素のひとつにすぎない。セットプレー、クロス対応、ビルドアップでの機動性――このランキングが38節を通してどう効いてくるのか、答え合わせはこれからだ。各クラブ名をタップすれば、開幕節のフォーメーションをそのまま呼び出し、選手を入れ替えて自由に組み替えられる。

プレミアリーグ 全20クラブのフォーメーション・スタメンを見る【エールディヴィジ】平均身長ランキング(第1節 先発11人)→【J1リーグ】平均身長ランキング(第1節メンバー20人)→

※集計対象は2026-27シーズン第1節(日本時間2026年8月22〜25日)に各クラブが先発させた11人、計220人。ベンチは含まない。身長は単純平均で、小数第3位を四捨五入。アストン・ヴィラのMFヘミングスのみ公表された身長データが確認できず、同クラブの平均は残る10人で算出している(全体集計も219人)。同値の場合の並び順は順不同。エールディヴィジ・J1の数値は同一条件(第1節・先発11人)で集計したもの。データはフォメラボ調べ。

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