【エールディヴィジ】平均身長ランキング 〜26/27シーズン開幕節の先発11人で比較〜

2026-08-10

【エールディヴィジ】平均身長ランキング 〜26/27シーズン開幕節の先発11人で比較〜

エールディヴィジ2026-27シーズンが8月8日に開幕した。第1節に先発した18クラブ・198人の平均身長を集計したところ、リーグ全体の平均は181.96cm。同じ「先発11人」で並べたJ1の179.05cmを2.91cm上回った。首位は5-3-2で臨んだフォルトゥナ・シッタートの186.27cm、最下位はNECナイメヘンの177.73cmで、その差は8.55cm。J1の6.00cmより開きは大きい。そして最も差が出たのは中盤だった。

2026年8月8日(日本時間)、エールディヴィジの2026-27シーズンが開幕した。ここでは第1節に各クラブが送り出した先発11人の身長を集計し、チームごとの平均を比べてみた。ベンチを含めず先発だけに絞ったのは、キックオフの時点で監督が「この11人で始める」と決めた並びこそ、そのチームがどんな身体的特徴で戦おうとしているのかを最も素直に映すからだ。

先に全体像を示しておく。18クラブ・計198人の平均身長は181.96cm。首位のフォルトゥナ・シッタートが186.27cm、最下位のNECナイメヘンが177.73cmで、その差は8.55cmだった。同じ「先発11人」で集計したJ1の第1節(20クラブ・220人)は全体平均179.05cm、1位アビスパ福岡180.91cm、20位川崎フロンターレ174.91cmで差は6.00cm。エールディヴィジはJ1より約3cm高く、かつクラブ間のばらつきも大きいリーグということになる。

エールディヴィジ 平均身長ランキング(第1節 先発11人)

  1. 1フォルトゥナ・シッタート最長身 198cm ゼーフイク / 最低身 175cm ダールハウス186.27cm
  2. 2ゴー・アヘッド・イーグルス最長身 194cm シグルダルソン / 最低身 173cm シュレイ184.45cm
  3. 3FCトゥエンテ最長身 198cm ウナスタール・ヴェグホルスト / 最低身 175cm アデルゴール・ファン ローイ184.18cm
  4. 4PSVアイントホーフェン最長身 196cm コヴァーシュ / 最低身 170cm マウロ ジュニオール・フェルナンデス184.09cm
  5. 5テルスター最長身 194cm スアルヒア / 最低身 175cm ブラウワー183.36cm
  6. 6フェイエノールト最長身 193cm エルンスト / 最低身 170cm ゼキエル183.00cm
  7. 7ヘーレンフェーン最長身 191cm クラーフェルブールら3人 / 最低身 168cm プロッパー182.64cm
  8. 8FCユトレヒト最長身 193cm エールドハイゼン・ミン / 最低身 168cm ザグレ182.55cm
  9. 9ADOデン・ハーグ最長身 193cm エドゥアルド / 最低身 170cm ファン ミーヘム182.18cm
  10. 10AZアルクマール最長身 191cm デ ブッセル・スハウテン / 最低身 173cm ダイクストラら3人181.64cm
  11. 11PECズヴォレ最長身 191cm グレーヴス / 最低身 175cm トーマスら4人181.09cm
  12. 12FCフローニンゲン最長身 191cm ブロクザイル / 最低身 168cm ラント181.09cm
  13. 13アヤックス最長身 188cm テア シュテーゲンら3人 / 最低身 170cm グルーフ181.09cm
  14. 14ウィレムII最長身 193cm ディディヨン / 最低身 170cm ファン アールスト181.09cm
  15. 15スパルタ・ロッテルダム最長身 188cm ベドナレク・トリソン / 最低身 165cm 三戸舜介・サントス179.82cm
  16. 16エクセルシオール最長身 191cm マイセン / 最低身 168cm イェゴイアン ※10人で集計179.60cm
  17. 17SCカンブール最長身 193cm ヤンセン / 最低身 165cm イェッテン179.18cm
  18. 18NECナイメヘン最長身 188cm フォンヴィル / 最低身 170cm ウアイサ・シェリー177.73cm

1位・フォルトゥナ・シッタート — 5バックの前に196cmと198cmを立てた

先発平均186.27cmで独走したのがフォルトゥナ・シッタート。2位ゴー・アヘッド・イーグルスに1.82cm差をつけており、これは2位から7位までの5クラブ分の差(1.81cm)とほぼ同じ幅だ。開幕節はアウェイでの王者PSV戦。5-3-2で最終ラインに5人を並べ、その前に196cmのヤシン・ウキリ、2トップの一角に198cmのレクインシオ・ゼーフイクを置いた。

特徴は突出した数人ではなく、下が切れていないことにある。11人の最低身が175cm(ヤスペル・ダールハウス)で、174cm以下が一人もいない。この「下限175cm」を満たしたのはフォルトゥナのほかFCトゥエンテ、テルスター、PECズヴォレの4クラブだけだった。加えて中盤3人の平均は187.33cmで、これは18クラブの中盤平均で最も高い数字である。最終ラインだけでなく、その前まで高さで揃えたことがこの数字をつくった。

身長分布(第1節 先発11人)

フォルトゥナ・シッタート1位 / 先発平均 186.27cm
~169cm
170cm~
175cm~1
180cm~4
185cm~3
190cm~3
ゴー・アヘッド・イーグルス2位 / 先発平均 184.45cm
~169cm
170cm~1
175cm~1
180cm~2
185cm~5
190cm~2
SCカンブール17位 / 先発平均 179.18cm
~169cm1
170cm~3
175cm~2
180cm~1
185cm~3
190cm~1
NECナイメヘン18位 / 先発平均 177.73cm
~169cm
170cm~4
175cm~2
180cm~3
185cm~2
190cm~

上位2クラブを並べると、フォルトゥナが180cm台に7人を集めた「厚い中央」なのに対し、ゴー・アヘッドは185cm以上が7人と、より上に寄っている。ゴー・アヘッドは191cmのGKシェティル・ハウグ、194cmのFWステファン・インギ・シグルダルソンに加え、188cmのセーレン・テングステット、185cmのユリウス・ディルクセン、185cmのエフェルト・リントホルスト、185cmのヴィクトル・エドバルドセンと、前後に大型選手を散らした構成だった。

下位2クラブは形がまったく違う。SCカンブールは165cmから193cmまで幅が28cmあり、これは18クラブで最大の振れ幅だ。193cmのGKタイス・ヤンセンと188cmの2トップ(スカイ・ヴィンク、イワン・ヘンストラ)を持ちながら、その間の6人が178cm以下に固まっている。とくに最終ライン4人の平均175.75cmは18クラブで唯一の175cm台で、左サイドバックには165cmのルカス・イェッテンが入った。対するNECナイメヘンは幅18cmと起伏が小さいほうで、190cm台がゼロ、170〜174cmに4人。全員が「そこそこ」の高さで揃った、平坦なチームである(最も起伏が小さいのは幅16cmのPECズヴォレ)。

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J1との差は中盤に集中している

リーグ全体でJ1を2.91cm上回ったと書いたが、その差はポジションごとに均等ではない。同じ第1節・先発11人という条件でJ1と並べると、GKで+2.15cm、DFで+2.18cm、FWで+1.60cm。ところが中盤だけが+4.50cmと、ほかの倍以上に開いている。

ポジション別の平均身長 エールディヴィジ vs J1(ともに第1節・先発11人)

ポジションエール人数J1人数
GK190.0018187.8520+2.15
DF182.5169180.3381+2.18
MF179.1860174.6874+4.50
FW181.6450180.0445+1.60
全体181.96197179.05220+2.91

J1は「GKとゴール前は大きく、中盤は小さい」という分布がはっきりしていて、MF平均174.68cmはDFより5.65cm低い。対してエールディヴィジのMF平均179.18cmはDFとの差が3.32cmにとどまり、中盤が周囲から取り残されていない。実際、190cm以上の29人のうち4人がMF登録(フォルトゥナの196cmヤシン・ウキリ、PSVの191cmスフェン・マイナンス、AZの191cmルイス・スハウテン、フェイエノールトの190cmテイス・クラーイエフェルト)なのに対し、J1の第1節先発ではMFの190cm台はゼロだった。中盤に高さを置く発想がリーグとして共有されている。

GKも全体的に大きい。18人の平均はちょうど190.00cmで、190cm以上が9人と半数を占める。最も高いのがFCトゥエンテのラルス・ウナスタール(198cm)、最も低いのがNECナイメヘンのゴンサロ・クレッタス(183cm)で、それでもJ1のGK平均187.85cmを上回る水準だ。

最長身198cmが3人、最低身165cmに三戸舜介

個人に目を移すと、第1節の先発198人で最も高かったのは198cmの3人。FCトゥエンテはGKラルス・ウナスタールとFWヴァウト・ヴェグホルストの198cmコンビを同じ11人の中に入れており、1チームから2人が最長身タイに並んだのはトゥエンテだけだ。もう1人がフォルトゥナのFWレクインシオ・ゼーフイクで、最長身3人のうち2人がFWという点も、J1(最長身200cmはFWホシャだがベンチ)とは対照的である。

最長身(194cm以上の7人・第1節 先発)

選手身長Posクラブ
ヴァウト・ヴェグホルスト198cmFWFCトゥエンテ
ラルス・ウナスタール198cmGKFCトゥエンテ
レクインシオ・ゼーフイク198cmFWフォルトゥナ
マテイ・コヴァーシュ196cmGKPSV
ヤシン・ウキリ196cmMFフォルトゥナ
アブデルヌール・スアルヒア194cmDFテルスター
ステファン・インギ・シグルダルソン194cmFWゴー・アヘッド

この下、193cmには7人が並ぶ。GKがチャルク・エルンスト(フェイエノールト)、マッテイス・ブランダーホルスト(フォルトゥナ)、トマ・ディディヨン(ウィレムII)、タイス・ヤンセン(SCカンブール)の4人、フィールドプレーヤーがマイク・エールドハイゼン(DF/ユトレヒト)、ダヴィド・ミン(FW/ユトレヒト)、ヤニック・エドゥアルド(FW/ADOデン・ハーグ)の3人。ユトレヒトは193cmの2人を同じ11人に入れている。

逆に最も小柄だったのは165cmの3人で、そのうち2人がスパルタ・ロッテルダムの選手だった。日本代表経験を持つFW三戸舜介と、MFアヨニ・サントス。スパルタは190cm以上が先発ゼロの3クラブ(ほかにアヤックス、NEC)のひとつで、最長身は188cmのGKフィリプ・ベドナレクとFWノクヴィ・トリソンにとどまる。もう1人の165cmはSCカンブールのDFルカス・イェッテンで、165cmの選手が最終ラインに入っているのはリーグでこの1人だけだ。

最低身(168cm以下の7人・第1節 先発)

選手身長Posクラブ
三戸 舜介165cmFWスパルタ
アヨニ・サントス165cmMFスパルタ
ルカス・イェッテン165cmDFSCカンブール
ディルク・プロッパー168cmMFヘーレンフェーン
アルテュール・ザグレ168cmDFFCユトレヒト
ティゴ・ラント168cmMFFCフローニンゲン
イラクリ・イェゴイアン168cmMFエクセルシオール

170cm未満は全体でわずか7人。内訳はMF4人、DF2人、FW1人で、GKはもちろんゼロだ(170cmちょうどにはさらに11人が並ぶ)。J1の第1節先発220人では170cm未満が16人(うちMF9人)だったので、比率にすると3.5%対7.3%。エールディヴィジのほうが小柄な選手は明らかに少ない。なお日本人選手ではもう1人、フェイエノールトのFW上田綺世が183cmで先発している。

アヤックスは13位タイ 〜「高さのない王者候補」という選択

興味深いのが上位クラブの並びだ。優勝候補に挙げられるアヤックスは181.09cmで13位タイ。PECズヴォレ、FCフローニンゲン、ウィレムIIと4クラブがぴたり同じ数字で並んだ。アヤックスの先発11人は最長身が188cm(GKテア・シュテーゲン、DFアーロン・バウマン、FWキャスパー・ドルベリの3人)で、190cm台は一人もいない。中盤はオスカル・グルーフ170cm、ユーリ・レヘール178cm、ダフィ・クラーセン178cm、アブデラ・ウアザン183cmと、高さより足元と機動力で構成されている。

一方で王者PSVは184.09cmの4位。196cmのGKマテイ・コヴァーシュ、191cmのスフェン・マイナンス、188cmのフース・ティルを軸に、185cm前後の選手を厚く並べた。同じ上位争いでも、アムステルダムとアイントホーフェンでチームの作り方が正反対に振れているのは、開幕節を通して見えた面白さのひとつだ。

システム別の傾向も見ておこう。第1節は4-2-3-1が10クラブと最多で、その先発平均は182.38cm。4-3-3の4クラブは180.63cmとやや低い。3バック系(NECの3-4-3とフォルトゥナの5-3-2)2クラブの平均は182.00cm、4バック16クラブは181.95cmで、その差はわずか0.05cm。ただし3バック系の2クラブは1位と18位に分かれており、システムそのものより誰を並べたかのほうがはるかに効いているのはJ1と同じである。

もっとも、身長は勝敗を決める要素のひとつにすぎない。セットプレーの得点・失点、クロスへの対応、逆にビルドアップでの機動性――このランキングが実際にどう効いてくるのかは、34節を通して答え合わせしていくことになる。各クラブ名をタップすれば、開幕節のフォーメーションをそのまま呼び出し、選手を入れ替えて自由に組み替えられる。

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※集計対象は2026-27シーズン第1節(日本時間2026年8月8〜9日)に各クラブが先発させた11人、計198人。ベンチは含まない。身長は単純平均で、小数第3位を四捨五入。エクセルシオールのFWデイヴィッド・ガーデンのみ公表された身長データが確認できず、同クラブの平均は残る10人で算出している。同値の場合の並び順は順不同。J1の数値は同一条件(第1節・先発11人・20クラブ220人)で集計したもの。データはフォメラボ調べ。

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