【海外の反応】ブラジルメディアが見た日本代表 〜現地の“声”と“記事”で読む、王国の警戒〜

2026-06-27

ベスト32でブラジルと激突する日本。海外の反応――とりわけ王国ブラジルの“日本評”を、選手・専門家・レジェンドの発言から記事の地の文まで、まるごと引用で並べた。すべて日付・媒体つき。「正直、日本が怖い」――王国の本音が、ここにある。

ベスト32の相手はカルロ・アンチェロッティ率いるブラジル。6/29、ヒューストンのNRGスタジアムでキックオフする。通算対戦は日本の1勝2分11敗――だが、対戦が決まった瞬間のブラジルの反応は、歓喜よりも“警戒”だった。レジェンド、専門家、そしてファン。ポルトガル語のリアルな声を、日付とともに並べてみる。

ブラジル対日本 通算対戦成績

通算ブラジル勝引き分け日本勝
14回1121

「両者は通算14回対戦し、ブラジルの11勝2分1敗。総得点は37-8とブラジルが圧倒する。初対戦は1989年の親善試合(1-0)、そして唯一の黒星が、あの2025年の3-2だった」

olympics.com(ポルトガル語版)プレビュー

① 対戦が決まり、ファンは“歓喜”より“警戒”

「ブラジル×日本が2回戦か…相当に難しい試合になる。相手は組織的すぎる」

Helder Floret(ブラジルのファン)|Lance(6/25)

「我らの中盤はルカス・パケタ頼み。正直に言う、僕は日本が怖い」

ブラジルのファン @aguiaimpetuosa|Lance(6/25)

「日本みたいなチームに当たったら、ブラジルに勝ち目はない…今大会で落ちるかも」

ブラジルのファン @feibiou|Lance(6/25)

もちろん「楽勝。勝てなきゃ恥だ」(@ThzinFlamengoo)と強気を崩さない声もある。だが、対戦決定直後のSNSを覆ったのは明らかに“不安”の色だった。記事の見出しはずばり――「Brasileiros reagem: 'Não dá'(ブラジル人の反応:『無理だ』)」。

② 専門家の分析 ―― 「速い切り替え」「強いメンタル」

「速いトランジションで戦い、ビハインドでも崩れない“感情の安定”を持つチームだ」

ルシアナ・ゾガイブ(Luciana Zogaib/解説者)|Brasil247(6/26)

「日本のカウンターは彼らの武器。そこをきっちり仕留めてくる」

ハシェル・モッタ(Rachel Motta/解説者)|Brasil247(6/26)

「日本人はメンタルが強い。この試合は“我々の精神力”が試されることになる」

ルシアナ・ゾガイブ|Brasil247(6/26)

③ 王国の英雄ジーコも警告

日本サッカー界に最も縁の深いブラジル人――“神様”ジーコもまた、対戦相手としての日本を高く買う一人だ(Lance、6/21、Lucas Bayer記者)。

「日本は良い時期にある。攻撃的で、競争力があり、常に勝利を狙うサッカーをしている」

ジーコ|Lance(6/21)

「ほぼ全員が欧州の大クラブ・大リーグでプレーし、そこで成熟を身につけている」

ジーコ|Lance(6/21)

「日本は勝ち上がって良い順位まで行けると思う。その行く手にブラジルがいる可能性があるのは、残念なことだ」

ジーコ|Lance(6/21)

※ジーコは2002〜06年に日本代表を指揮したレジェンド。その“恩師”が対戦相手としての日本を高く買うことに、現地報道は特別な重みを置く。

④ 記事はこう書いた ―― “日本評”の地の文

「ハイプレス、強度、そして成熟 ―― ブラジルの行く手を阻みうる日本」

記事見出し|Lance(6/21)

「ボールを失った直後のハイプレス、状況で形を変える“カメレオン・システム”、CBもビルドアップに加わる攻撃、そしてリードしても落ちない強度」

記事の分析|Lance(6/21)

「2試合で6得点は、日本にとって“2連戦での歴代最多”」

Lance(6/21)

「日本、“9カ月無敗”の継続をかけて次のステージへ」

記事見出し|CNN Brasil(6/25)

「最後の黒星は2025年9月9日のアメリカ戦(0-2)。公式戦に限れば、前年6月のオーストラリア戦まで遡る」

CNN Brasil(6/25)

「日本のW杯最高成績は、2002・2010・2018・2022で記録したベスト16止まり」

CNN Brasil(6/25)

「昨年のブラジル戦以来、日本は1試合も負けていない」

Agência Brasil(6/25)

「“青き侍(Samurais Azuis)”はオランダと2-2、チュニジアを4-0で撃破。大会通算7得点(鎌田2・上田2・中村・伊東純也・前田)を分け合い、失点はわずか3。グループF2位でノックアウトに進んだ」

CBF(ブラジルサッカー連盟・公式)|6/25

「Como joga o Japão(日本はこう戦う)」 ―― 対戦相手を正面から“分析対象”として扱った見出し

Terra

「日本は最終節までもつれる“より手強いグループ”を勝ち抜いた。初戦オランダとの2-2は、グループステージ屈指の好ゲームだった」

olympics.com(ポルトガル語版)プレビュー

⑤ 消えない“3-2”の記憶

ブラジル 2-3 日本 ―― 日本、対ブラジル史上初勝利

2025.10.14 親善試合(東京・味の素スタジアム)

わずか8カ月前、ブラジルは2点を先行しながら後半に3失点で逆転負け。14度の対戦で日本が唯一勝った夜であり、王国が史上初めて日本に屈した夜でもある。あの敗戦後、アンチェロッティは選手に「より強いメンタリティ(resiliência mental)」を求め、「ミスから学ばねばならない」と語った。そして日本は、あの試合以来一度も負けていない。

⑥ ブラジルが警戒する“日本の武器”

現地報道が挙げる日本の強み

武器現地の評
組織力“数えるほどの代表しか見せない”完成度
守備強度インテンシティの高いプレス(marcação intensa)
切り替え速いトランジション=最大の武器(解説者)
メンタルビハインドでも崩れない“感情の安定”
勢い2025年10月の対ブラジル戦以来、無敗を継続

⑦ 名前が挙がる“個の脅威”

ブラジルがマークする日本の主力

選手Pos警戒される理由
上田 綺世FW“artilheiro(点取り屋)”。今大会2発、代表40試合16発
三笘 薫MFサイドのドリブル推進力
久保 建英MF欧州第一線の創造性
堂安 律MF推進力とゴール関与
日本代表 フォーメーション(3-4-2-1)・スタメン|ブラジルが警戒する日本の布陣(グループF最終節スウェーデン戦のXI)
ブラジルが対峙する日本の基本形(直近スウェーデン戦の3-4-2-1)。前田・堂安のシャドーに上田、両ワイドの上下動と中盤の強度で主導権を握る。

結論:噛み合わせの悪い“難敵”

格上の余裕、敗戦の記憶、そして“怖い”という本音。ブラジルの声には、その全部が同居している。堅いブロックと速い切り替えを持つ日本は、王国にとって最も嫌なタイプの相手かもしれない。ヒューストンの90分は、ブラジルが日本に抱く“敬意混じりの警戒”が正しかったのかを測る一戦になる。

※本コラムは Lance、Brasil247、CNN Brasil、Agência Brasil、CBF、Terra、olympics.com(pt)など現地報道(2026年6月21〜26日)の発言・記事を翻訳・整理して構成。引用は各媒体の原文(ポルトガル語)を訳出したものです。布陣図は直近スウェーデン戦XIの参考表示で、ブラジル戦の先発を確定するものではありません。チーム名をタップすると日本代表の布陣を自由に組み替えられます。

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