2026-09-27

アジアカップは2032年から偶数年に移り、AFCはネーションズリーグの新設を決めた。代表ウィークが公式戦で埋まり、日本代表の親善試合はぐっと減って、南米や欧州との対戦はほとんどなくなると予想する。決まっていることと予想、なぜそうなるのかを、世界の主要大会と並べた図で整理した。
上の図は世界の主要な代表大会と、各大陸のW杯予選を並べたもの。偶数年の夏にW杯・EURO・コパが集まり、2032年からはアジア杯もそこに入る。北中米は2028年秋からUEFAネーションズリーグに合流すると仮定した(UEFAとCONCACAFが協議中)。斜線はフォメラボの予想か、時期が決まっていない大会。
| 項目 | 事実 |
|---|---|
| アジアカップ | 2031・2035年大会の招致を中止。2032年から偶数年開催へ(2026年3月 AFC) |
| AFCネーションズリーグ | 加盟47協会で新設。方式・開始時期は未定(2025年12月 AFC) |
| 代表ウィーク | 2030年まで年4回・最大10試合で固定。2026年から9月と10月が1回(最大4試合)にまとまった(FIFA) |
| アフリカ | アフリカ選手権は2028年以降4年ごと。2029年からアフリカ・ネーションズリーグ(9〜11月)(2025年12月 CAF) |
| 欧州・北中米 | UEFAとCONCACAFが合同ネーションズリーグを協議中(最短2028年秋)。AFCも将来の参加に関心(2026年8月 報道) |
| 南米 | W杯予選は10カ国の総当たり18試合。前回は2023年9月〜2025年9月、コパ直前を除く代表ウィークをほぼ全部使った |
| 予想 | 中身 |
|---|---|
| 親善試合がぐっと減る | 2027〜2030年は16試合前後、2031〜2034年は4試合前後(下の図)。秋はネーションズリーグ、翌年は予選で枠が埋まる |
| 大陸間の対戦が極端に減る | 南米・欧州・北中米・アフリカも自分の大陸の公式戦で枠を埋める。相手が空くのはW杯直後の秋くらいだが、その秋もネーションズリーグになる |
| 秋はアジア勢との公式戦 | 9〜11月はネーションズリーグ。ホームの相手はアジアの国になり、アウェーでは西アジアや東南アジアへの遠征が増える |
| キリンチャレンジカップが縮む | 国内での親善試合は、ネーションズリーグの決勝大会に出ない年の6月などに限られる |
| 大陸間の真剣勝負は別の形で戻る? | 欧州・北中米の合同ネーションズリーグにAFCが加われば、欧州や北中米の国と公式戦で戦う日が来る |
この秋はその逆の、例外的な時期だ。日本は9〜11月の6試合で、ウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル、パナマかニュージーランド、ブラジル、パラグアイとアジア外の国ばかりと戦う。W杯が終わったばかりで、南米のW杯予選がまだ始まっていないからだ。それでも欧州勢は秋の6試合がUEFAネーションズリーグで埋まっていて、対戦相手に欧州の国は1つもない。

前提: W杯2030アジア予選は前回と同じ2次予選6試合・最終予選10試合、AFCネーションズリーグは4カ国1組のホーム&アウェー6試合+翌年3月のノックアウト・6月の決勝大会。日本がネーションズリーグの決勝大会に進めなかった年は、6月の2試合が親善試合に戻る。
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 試合の枠は増えない | 代表ウィークは年10試合で固定。クラブや選手会は試合数の増加に反対していて、枠は増えにくい。限られた枠を意味のある試合に回したい |
| 親善試合はランキングに効かない | FIFAランキングの重みは親善試合10に対し、ネーションズリーグ15、その決勝大会と予選25、大陸選手権35〜40。W杯の組分けはランキングで決まるので、公式戦を戦うほうが得 |
| お金をまとめて稼げる | 親善試合の放映権やスポンサーは各協会がばらばらに売る。ネーションズリーグなら連盟が大会としてまとめて売れる。欧州では代表戦の放映権をUEFAが一括で売っている |
| 相手が見つからない・費用が高い | AFCが挙げた理由。アジアの中小国は強い相手を呼べず、遠征費も高い。実力の近い相手と公式戦を組めるのが利点 |
| 大陸選手権を同じ年にそろえる | FIFAがアジア杯の偶数年化を求めた。全大陸が「偶数年に大会、その後にネーションズリーグ、翌年に予選」でそろえば、世界規模のネーションズリーグも組みやすくなる |
| 日本にとって | 中身 |
|---|---|
| プラス | 秋も真剣勝負になり、強化とランキングの両方に効く。アウェーの中東で勝つ経験も積める |
| マイナス | W杯で当たる南米・欧州の強豪と戦う機会が減る。欧州組の移動がアジア各地に広がる。国立や大型スタジアムで強豪を迎える親善試合の興行も減る |
日本が出場
国際Aマッチデー3・6・11月は2試合、9〜10月は4試合(年最大10試合)2030年までは、W杯予選の合間に親善試合を組む今の形が続く。変わるのはW杯2030の後で、欧州と同じように「大会の年の秋にネーションズリーグ、翌年に予選」という2年周期になると予想した。
日本が出場
W杯(アメリカ・カナダ・メキシコ)6/11〜7/19
キリンチャレンジカップ・キリンカップウルグアイ○3-1、ベネズエラ、エクアドル、決勝or3位決定戦
アジア大会(愛知・名古屋)U-21でベスト4。決勝は10/3
シンガポール遠征ブラジル・パラグアイと対戦
アジアカップ(サウジアラビア)1/7〜2/5。日本はグループF(インドネシア・タイ・カタール)
国際親善試合1次予選に日本は出ない
W杯2030 アジア予選3月に1次予選(ランキング下位国)→ 日本は2次予選から
U-23アジアカップ(日本開催)ロス五輪のアジア予選
W杯2030 アジア予選2次予選 → 最終予選
ロス五輪7/10〜29(男子決勝7/28)
W杯2030 アジア最終予選6月までに出場決定
W杯(スペイン・ポルトガル・モロッコ)6/8〜7/21。南米3カ国で100周年記念試合
AFCネーションズリーグ(初開催)リーグ戦
アジア大会(ドーハ)11/4〜19・U-23
AFCネーションズリーグノックアウト・決勝大会
アジアカップ予選/W杯2034 アジア予選
U-23アジアカップブリスベン五輪のアジア予選。時期未定
アジアカップ開催国未定。6〜7月が有力(西アジア開催なら1月も)
ブリスベン五輪7/23〜8/8
AFCネーションズリーグ(第2回)リーグ戦
AFCネーションズリーグノックアウト・決勝大会
W杯2034 アジア予選
W杯2034 アジア予選終盤
W杯(サウジアラビア)11〜12月か2035年1月。ラマダン(11月中旬〜12月中旬)と重なる
アジア大会(リヤド)11/29〜12/14※男子の大会。2026年9月27日時点。斜線(予想・時期未定)はフォメラボ独自の予想で、AFC・FIFAの発表で変わる。2031年以降の国際Aマッチカレンダーは未発表。日の丸は日本が出場する大会(W杯・五輪などは出場権の獲得が前提)。出典: AFC、FIFA、CAF、CONCACAF、UEFA、LA28、JFA、サッカーキング、The Guardian、Wikipedia。
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